陶芸体験記

陶器の産地である東濃では、気軽な陶芸体験から、本格的な作陶教室まで自分に合わせて楽しむことができる所があります。土に触れている時は、無心になれますよ!是非トライしてみてください。

虎渓窯

虎渓窯さんに陶芸体験に行かせていただきました。普段お茶を飲む機会は多いですが湯飲みを実際に自分の手で作るのは初めてです。

エプロンを着用し、いざろくろの前に座ります。事前に作りたいイメージ図を書いてきていたので、それを工房の若尾先生に渡し、さっそく開始です。私が作成したいのは、「フタつきの湯飲み茶碗」。まずは恐る恐る回り出した土に手をかけてみることに……。いざやってみると、小さい力を少しづつかけていくので最初はなかなか加減がつかめず、粘土が崩れる場面もありましたが周りの皆様の協力もあり、なんとか形にできました。

エプロンを着用し、いざろくろの前に座ります。

まずは恐る恐る回り出した土に手をかけてみることに。

最初は中々加減がつかめず、粘土が崩れる場面もありましたが……

なんとか形にできました。

ゆっくりした時間と静かな環境の中、陶芸に向かうのはとても充実した時間で、普段忙しく働いているのでこういう体験をして日常を振り返るよいきっかけだったと思います。陶芸体験、いい経験になりました。

初めて美濃焼に出逢うー
暮らしがはんなりと潤う 自分自身で作った湯呑み茶碗

多くの陶芸家が未知なる新しい美濃焼作品に取り組む街、多治見。はるばる宮城県仙台市から初めての美濃焼陶芸体験にやってきた鴫野さん。陶芸家若尾先生の主宰される「虎渓窯」での作陶体験です。陶芸は初めてということで、最初のステップ「虎渓窯のギャラリー」での美濃焼の鑑賞で、もう、頭の中はイメージが、いっぱいのようでした。きっとすてきな作品と思いでが出来たことでしょう。

こども陶磁器博物館

東濃見聞録スタッフママと息子で2歳のあんちゃんが、「こども陶磁器博物館」へ絵付け体験に出かけました。やんちゃ盛りのあんちゃん見事完成できるかな?

東濃で育ったはずなのに、意外に絵付け初体験の私。うまくできるか、かなり不安。スタッフのお姉さんに絵付けの詳しい説明を聞き、お皿選びをしました。

お皿の種類はたくさんあり、どれにしようかかなり迷いました。

まずはあんちゃんが選んだお皿に、挑戦!! あんちゃんに選んだのは「上絵つけコース」のお皿。上絵つけコースの特徴は、下書きは出来ませんが、絵の具を拭き取って何度でもやり直しができます。また、上絵つけ専用の絵の具の性質上、乾いていない所に他の色が混ざってしまうと、変な色になってしまうのでしっかり乾かしてから他の色をつけます。

お姉さんの説明をあんちゃんも真剣に聞きます。

上絵つけ用の絵の具と、下絵つけ用の絵の具があり、それぞれ10種類ぐらいの色があります。

さっそく絵の具で色をつけはじめます。あんちゃんは最近クレヨンでようやく丸や点々をかけるようになったばかりなので、まだ筆は難しいかな?『好きなように書いていいんだよ』という一言で、大きな丸をグリグリと書き始めました。調子が乗ってきたあんちゃんは、他の絵の具の筆を手に取りました。でも絵の具が乾かないと他の色と混ざっちゃうので、お口でフーフー乾かします。

大きな丸をグリグリ。

あんちゃんはフーフーしている時間に飽きてしまい絵本を読み始めました。

あんちゃんが絵本を読んでいる間に、私は自分の選んだお皿に挑戦!! 選んだのは「下絵つけコース」のお皿。 素焼きのお皿に鉛筆で下書きして下絵つけ専用の絵の具で色を塗ります。一度塗った色は瞬間的にお皿が吸ってしまうので、修正が効かないのが特徴で、お皿の強度も上絵つけのお皿に比べ、弱いので取り扱いに注意が必要です。下書きをささっと済ませ、いざ絵の具を塗ろうとしますが、予想以上にお皿が絵の具を吸ってしまって、かなり難しい。曲線や、筆独特のハネを描きたいのになかなか描けない。でもそれが面白いところでもありまして……失敗しても修正できないので、そのまんま。

あっという間にできあがりました。

そして、さきほどのあんちゃんのお皿に、あんちゃんが描いてほしがっていた「アンパンマン」を描いてあげる事に。あんちゃん喜んでくれるかな、出来上がりが楽しみ……なんて考えながらお皿から手を離すと、手を置いていた部分の色が取れてしまっている。上絵つけの絵の具は乾くととても色が取れやすくなっているようで……あんちゃんごめんねぇと言いながら再びあんちゃんを呼び、取れてしまった部分にもう一度色を塗り完成しました。

アンパンマンを描きました。

焼き上がりが楽しみです。

2才のあんちゃんには少々難しかったかもしれませんが、でも普段はなかなか出来ない体験。 出来上がった、世界で一つだけの自分のお皿を見たら、またやりたい!って気持ちになりました。 すっかりハマってしまいました。