伝統と革新 美濃焼を楽しむ

陶芸のまち『東濃』へようこそ

器のひとつひとつに陶芸家の技が伝えられ完成する「自分だけの器」美濃焼はこの地から生まれました。緑に囲まれた陶芸工房で時の流れと風の声、土の香りや空気を感じながらの作陶には本物の安らぎがあります。日本のど真ん中岐阜県。その中でも交通の便利な多治見市、土岐市、瑞浪市にある数々の陶芸工房をご紹介致します。

東濃地方の美濃焼の歴史

美濃焼は古く平安時代より焼かれてきました。1000年という長い歴史を守りつづけ次々と新しい技法が生み出されてきました。とくに織田信長・豊臣秀吉の安土桃山時代、みなさんもご存知「千利休」や「古田織部」等が茶の湯の文化を作りました。このとき茶陶の世界が生まれ「灰志野」や「志野」が作られるようになり、やがて有名な「登り窯」の登場と共に斬新なデザインの「織部」も誕生を迎え、美濃焼は、日本を代表する陶器のひとつとなりました。江戸時代に入ってからは日常食器が大量に作られるようになり、現在では全国の和食器のおよそ60%のシェアを占めます。