斜面いっぱい初春の春

カタクリ群生地

可児市土田
カタクリ群生地

写真大:斜面一帯に咲くカタクリの花/写真小:秋の可児川下流域自然公園

木曽川に近い鳩吹山北麓の約0.7haにわたって数万株ものカタクリ群生地がある。まるで紫のじゅうたんのように、斜面一面の木々の間に花々が咲く。一つひとつは、とても可憐だ。見頃は3月下旬から4月上旬でピーク時は大勢の人が訪れる。可児川下流域自然公園駐車場が便利で園内では桜やもみじの紅葉も美しい。木曽川を望む景勝地で、鳩吹山登山道も延びており、自然も満喫できる。

カタクリ群生地

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開放的な頂から大パノラマ

鳩吹山(はとぶきやま)

可児市土田
鳩吹山

写真大:木曽川や山々を見渡す/写真小:花咲く登山道

日本ラインの南にそびえ標高313m。眼下に木曽川、可児、美濃加茂の市街地、遠く御岳などの山々が広がり素晴らしい。山頂近くに休憩所があり、疲れを取りながらくつろげる。可児側からの登山道は4コースあり上りと下りを別ルートにしてもいい。一般的な大脇口から頂上までは1.1km、約45分登る時間や日により風景の表情は様々。登っているときの楽しみ。頂に到着した歓声が響く。

鳩吹山

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歴史的ダムと水辺の風景

小渕ため池公園

可児市久々利
小渕ため池公園

写真大:緑豊かな池畔/写真小:小渕ダム

昭和27(1952)年に国内で初めて完成したロックフィル・小渕ダムが堰止めた池周辺の公園。池畔を巡る遊歩道が設備され、高さ約18mのダム堰堤上も歩く事ができる。東海環状自動車道が頭上に横切っている。春は桜やコブシ、ツツジが咲き新緑は水面に映し出されて鮮やか。県道近くにはヒトツバタゴも咲く。展望台などの施設もあり、水辺の風景も楽しみながら、ひとときを過ごせる。

小渕ため池公園

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環境や工芸、自然を学べる

ささゆりクリーンパーク

可児市塩河
ささゆりクリーンパーク

写真大:遊林の森に続く遊歩道/写真小:せせらぎ広場

ゴミやリサイクル、環境などを学べる「リサイクルプラザ」やガラス工芸や宿泊ができる。「わくわく体験館」などがある。また、隣接する山を活用し「遊林の森」が設備されており、わんぱく広場、せせらぎ広場、あじさい広場、展望台などがある。樹林の中を中心に立派な遊歩道が続く。短めながら高低差があり、短い時間で結構な運動になる。森の緑は美しく鮮やか、さわやかな気分で散策を楽しめる。

ささゆりクリーンパーク

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子どもも大人も大満足できる自然

可児やすらぎの森

可児市東帷子
可児やすらぎの森

写真大:ガクアジサイの谷/写真小:東海屈指のローラーすべり台

自然林をいかした広い公園で花木の種類が豊富。全長140mものローラー滑り台が人気で、お尻用のマットも貸してくれる。森の家や芝生広場、バーベキュー広場、展望台、売店などがある尾根や谷、湖畔など変化に富んだ散策コースは一度では歩ききれない程。訪れる時によって思わぬ自然や景色に出会えるのが楽しみ。ガクアジサイやヤマザクラなどの花々も見逃せない。

可児やすらぎの森

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中心街に隣接する憩いのエリア

歴史と文化の森

可児市広見
歴史と文化の森

写真大:身隠山古墳付近/写真小:広見神社

学習、歴史、レクリエーションの3エリアで構成された中心街隣接エリア便利な場所ながら丘陵地で緑や社寺が多く好環境。身隠山(みかくしやま)古墳、広見神社、ゆとりピア、はなのきギャラリー、誘い橋、平成記念公園、大型遊具など多種多様な魅力が凝縮され、遊歩道も変化がある。エリア内のいずれへも、車でも徒歩でも立ち寄りやすい。短い時間でも楽しむ事が出来る。

歴史と文化の森

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中世に当地のかなめだった城址

明智城址

可児市瀬田
明智城址

写真大:本丸跡付近/写真小:展望台からの眺め

標高175mの高台、康永元年(1342)築とされる中世の山城跡。本丸跡や曲輪、土塁などの遺構が残る。本丸跡に城址碑が建立され樹林の中を散策、戦国の歴史ロマンに浸るのも楽しい。近くには木製デッキの展望台があり、東西を結ぶ旧中山道方面見晴らしがいい。南側の団地内から車道があり、北側の大手口からは大手門跡が設備され石畳の歩道が続く。北麗に明智氏墓所や光秀の位牌が安置される天竜寺がある。

明智城址

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金山城跡を中心に歴史に包まれるく

蘭丸ふるさとの森

可児市兼山
蘭丸ふるさとの森

写真大:斜面いっぱいに咲く桜の花/写真小:山頂の金山城跡

森家三代の居城だった金山城があった標高273mの古城山一帯に広がる公園。本丸跡などの史跡はもちろん、展望台や大型遊具、広場、遊歩道などがある。中心は駐車場がある蘭丸広場で蘭丸産湯の井戸が残る。そして南斜面古城山千本桜。春の日差しを受け一斉に花が咲く様は実に見事。勾配があるため見上げると花が迫るようで壮観。桜まつりが開催されて、大いににぎわう。

蘭丸ふるさとの森

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交通のかなめだった川湊

兼山湊跡(かねやまみなとあと)

可児市兼山
兼山湊跡

写真大:常夜灯と木曽川/写真小:急勾配で続く石畳

かつて多くの川舟が往来し、兼山や周辺地域に繁栄をもたらした川湊跡。室町末期にはすでにこの地の木曽川水運は存在したとされる。常夜灯と川岸へ急勾配で続く石畳が残っている。前には悠々と流れる木曽川、近くには川を渡る東海環状自動車道が走る。川岸から眺める風景に、栄えた当時が重なる。上流には断崖が続く木曽川の景勝「兼山瀞」が続く。兼山の社寺や資料館も一緒に訪ねたい。

兼山湊跡

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ササユリや湿原などの自然

みたけの森

可児郡御嵩町
みたけの森

写真大:ササユリ群生地/写真小:緑豊かな山々と池

山々の緑をいかした生活環境保全林。池や湿原、展望台、神社など変化に富んだ魅力があり、散歩道が充実している。高原湿原と岩の沢湿原は木道で貴重な植物の観察ができ、足下に水の流れもわかる。南山公園と隣接している。駐車場から徒歩10 分程の谷間にはササユリ群生地がある。例年6 月上中旬が花の見ごろで、木立の中に白い花々が咲く。例えようのない自生の美しさを実感できる。

みたけの森

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京都・龍安寺石庭の原型

愚溪寺(ぐけいじ)

可児郡御嵩町
愚溪寺

写真大:龍安寺石庭の原型になった庭園/写真小:風格を感じる二重塔

中世の禅世界を今に伝える古刹で、国の重要文化財。御嵩駅より北へ徒歩約10 分。室町初期に開かれた愚溪庵が前身、江戸後期に現在地へ移築された。枯山水の庭園は、京都・龍安寺石庭の原型になったという。独特の世界が目の前に広がるが、繊細な美しさは息をのむ程。時代を超える手入れの成果だ。角度を変えて、ゆっくり鑑賞したい。少し離れた二重塔にも長い歴史を感じる。

愚溪寺

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見晴らしもいい憩いの場

南山(みなみやま)公園

可児郡御嵩町
南山公園

写真大:施設がそろう南山公園/写真小:公園から望む夕景

御嵩駅から南へ約0.9km の高台、B & G 海洋センターが目印。ローラーすべり台などの大型遊具やテニスコート、野球場などのスポーツ施設が集まる。御嵩の街を見下ろす高台からは訪れるたびに違う情景を眺めることができる。田園が水をためる季節の日没前、水面が赤く染まった夕景も印象的。みたけの森と隣接、歩道で結ばれている。また、城址公園や金峰ふれあいの森も近い。

南山公園

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旧中山道沿いの名刹

願興寺(がんこうじ)

可児郡御嵩町
願興寺

写真大:風格ある願興寺本堂/写真小:千年以上続く薬師祭礼

平安時代創建の名刹で、通称は蟹薬師。御嵩駅前で、旧中山道沿い。最澄が薬師如来を安置したのが起源。後に七堂伽藍の美濃随一の大寺になった。戦国時代に住民が再建した大きな本堂と、本尊の薬師如来坐像など国の重要文化財も多い。本尊は秘仏で御開帳は12年ごと。4月第1日曜の薬師祭礼は、蝿追いが参拝者を叩く厄よけの奇祭で、千年以上の歴史を誇る。

願興寺

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秘められたキリスト文化

平和の像(聖マリア像)

可児郡御嵩町
平和の像

写真大:聖マリア像/写真小:近くにある旧中山道の謡坂石畳

昭和56(1981)年、道路拡張工事中の発見が契機となり、周辺から多くのキリシタン信仰の遺物が見つかった。幕府の弾圧の中、隠れて信仰を続けたもので、歴史的意義も深い。昭和62(1987)年にマリアの里が造られ、聖マリア像が建立された。像の前には休憩所がある。遺物は中山道みたけ館に展示されている。また、すぐ近くを旧中山道が通り、謡坂(うとうざか)石畳や一呑(ひとのみ)の清水などの見どころが続く。

平和の像

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