防災施設群と公園

四ツ目川遊砂工

中津川市中津川
四ツ目川遊砂工

写真大:四ツ目川遊砂工全景/写真小:遊砂工から市街地を望む

四ツ目川は中津川市街に至るまで斜面を下るような急流。かつて悲惨な土石流災害も起きた。現在では、豪雨時の土砂を防ぐ目的で砂防施設が連続。また、公園の整備が進んでおり、園路や東屋、遊砂工窯、遊砂工に関する展示などがそろう。下の方に市街地も望めるが、それだけ高台で川は急流だということ。国道19号松田交差点から上る。入場は4〜11月は9時〜17時(6〜9月は18時まで)。

四ツ目川遊砂工

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2本の巨杉が迎える古社

恵那神社

中津川市中津川
恵那神社

写真大:巨杉群に包まれた社殿/写真小:神社入り口の鳥居

恵那山を祀った古代からの神社。江戸初期には恵那山頂の祭神を祀り前社となった。荘厳な雰囲気で、拝殿前左右にまっすぐ伸びた夫婦杉が印象的。樹高46mと47m、樹齢推定600〜800年の大木だ。社殿と見事に一体化して見える。9月の例祭では淡路から伝わった恵那文楽が奉納される。社前は心安らぐのどかな風景が広がる。途中の川沿いにはウエストン公園がある。

恵那神社

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ヒツジの群れに出会う高原

中津川ふれあい牧場

中津川市落合
中津川ふれあい牧場

写真大:牧場全景/写真小:草を食むヒツジの群れ

標高650mの高原にある広大な牧場。放牧されたヒツジが多く、動物ふれあい広場では、ウサギ、ヤギなどとのふれあいが楽しみ。年齢により、ポニー乗馬や引き馬で木曽馬乗馬もできる。濃厚なソフトクリームや手作りソーセージ、バーベキューなども楽しみ。遊覧車やグランドゴルフなどもある。牧場上部からは周辺を見渡せ、場内では草木の揺れを目で追うと、そよ風が見えそうだ。

中津川ふれあい牧場

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桃介ゆかりの木橋

村瀬橋

中津川市落合
村瀬橋

写真大:桜を背景にした村瀬橋/写真小:桜の湖畔と村瀬橋

落合川に架かる全長69 mの風格ある吊り橋。大正15(1926)年に福澤桃介の会社が造った木製補鋼トラス橋。現役で愛されている。橋からは落合ダム湖畔や恵那山を背景に走る中央線の列車を見ることができる。湖畔沿いの桜が咲くころは特におすすめ。この橋を渡り、湖畔の散策をのんびり楽しみたいもの。落合川駅より徒歩約10 分。国道19号からは沖田交差点から入る。自動 二輪以上は通行禁止。

村瀬橋

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池畔の丘陵に続く巨岩群

星ヶ見公園

中津川市駒場
星ヶ見公園

写真大:高さ20mもの星ヶ見岩/写真小:ひょうたん池を望む展望台

巨岩群の丘陵と池畔に広がる自然園。見逃せないのはやはり星ヶ見岩で、高さ・幅とも約20mもある巨岩。節理による裂け目が発達、その奥にある石室からは昼でも星が見えると いわれ、名の由来となった。岩の間に進むことができる。神谷池畔の駐車場から徒歩約20分。途中にはひょうたん池や恵那山などを見渡す展望台がある。春の桜、ツツジ、シデコブシなど、きれいな花木も楽しめる。

星ヶ見公園

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大木全体が鮮やかな黄色に

長楽寺のイチョウ

中津川市阿木
長楽寺のイチョウ

写真大:大きなイチョウ/写真小:長楽寺

阿木の南部、長楽寺の境内にある大きなイチョウ。高さ25m、幹周り7.5mもあり、樹齢は1000年余と推察される。大木部から分かれた4本の幹が魅力のひとつで、全体がより大きく見える。秋には、のどかな風景にひときわ目立つ。境内狭しと道の上まで鮮やかな黄色。見上げると視界いっぱいに黄色が揺れる。見ごろは例年11月上旬。境内一面に黄色い葉が積もるのもいい。

長楽寺のイチョウ

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木曽川と付知川の合流地を望む

源済(げんさい)公園

中津川市千旦林か
源済公園

写真大:公園から奥恵那峡を望む/写真小:源済岩

永禄年間に武将・吉村源済が住んだとされる源済岩があり、周辺が公園として整備された。展望台からは断崖下で合流する木曽川と付知川、奇岩「品の字岩」などの美しい景色を眺めることができる。また、東側には美恵橋と城山大橋、2つの赤い橋が重なって見える。奥恵那峡に架かる源済橋も近く、そこまで軽く散策してもいい。静かな雰囲気の中、奥恵那峡を眺めることができる。

源済公園

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深い山に鎮座する風の神様

風神(かぜかみ)神社

中津川市阿木
風神神社

写真大:風神神社の社殿/写真小:神社へ向かう途中の渓流

阿木川上流の深い山あいで周辺は急斜面、深山の木々に包まれた荘厳な雰囲気。名の通り風の神様で、社殿裏の風穴上に祀られている。創建は江戸時代とされ、伊勢湾台風でも信者の被害は少なかったと語り継がれている。8月31日の大祭には遠方からも参拝者が訪れる。車道が通じているが狭く荒れており危険。手前に駐車場があり、神社まで片道徒歩約40分。

風神神社

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山全体が見事な桜色

苗木さくら公園

中津川市苗木
苗木さくら公園

写真大:桜満開の公園と遠景/写真小:桜の中の展望台

苗木城跡の北方で、山を覆うように桜が咲く。花の時期には緑に浮かぶ桜色の山上部を苗木側から確認できる。植樹を重ね、その数は約1000本とされる。標高が少し高いため街中の 桜が終わってから花見を楽しめる。桜の成長で展望台からの視界は狭くなったが、苗木地区や周辺の山々が見え、園内のどこを見ても桜色で壮観。夜のライトアップをはじめ、桜まつりが開催されてにぎわう。

苗木さくら公園

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湿原に春を告げる白い花

岩屋堂シデコブシ群生地

中津川市千旦林
岩屋堂シデコブシ群生地

写真大:市街地を望む管理棟/写真小:丘陵や森に整備された散策路

太古の地層からも見つかり生きた化石といわれる貴重な樹木が群生している。166株の木に白や淡桃色の花が一斉に咲くころ、湿地内に整備された木道を散策するのは格別だ。樹木の間では花に包まれたようで、ほのかな香りも楽しめる。木道の先端から振り返ると残雪の恵那山も。夕日に映える色と雰囲気にも心ときめく。花の時期は桜より少し早く、例年3月下旬が見ごろ。

岩屋堂シデコブシ群生地

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自然に抱かれたレジャーゾーン

夜明けの森

中津川市苗木
夜明けの森

写真大:高峰山を背景に見る高峰湖/写真小:中津川市鉱物博物館

高峰湖を中心に整備された約130haの公園。大型遊具のジャングルポケット、フィールドアスレチック、中津川市鉱物博物館、宿泊施設「高峰山荘」など多種多様の施設がある。手軽な散策路も整備され、四季折々の自然を身近に親しめる。高峰湖は人工湖だが、高峰山や樹林などの自然を湖面に映し出す環境。太陽に湖面がきらめく光景や、刻々と表情が変わる幻想的な朝夕の時もいい。

夜明けの森

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恵那山や木曽川の絶景

苗木城跡

中津川市苗木
苗木城跡

写真大:城跡から望む風景/写真小:城跡の石垣

木曽川横の岩山、高森山頂一帯。足下を流れる木曽川から頂の本丸跡までの高さは約170 mもある。展望が開けており、木曽川を眼下に中津川市街や恵那山など中央アルプスの山々を眺望できる。雪山が連なる冬景色は、特に素晴らしい。城跡は石垣などの遺構がよく残り、歴史的魅力も大きい。国の史跡に指定され、史料や建物の一部などは隣接する苗木遠山史料館で見学できる。

苗木城跡

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アルプスを見渡す天上の別天地

富士見台高原

中津川市・長野県阿智村
富士見台高原

写真大:秋の富士見台高原/写真小:クマザサが茂る富士見台高原

クマザサが広がるそう快な高原。さえぎるものがなく、天気次第では恵那山をはじめ中央、北、南と3つのアルプスを一度に見渡すことができる絶景地。頂は標高1739mもあり、高山ならではの自然風景が広がる。周辺の樹林は紅葉がより鮮やか。見ごろは例年10月中下旬。岐阜県側からは神坂峠や萬岳荘まで車が入れ、そこから徒歩約20分。長野県側の「ヘブンスそのはらスノーワールド」からの観光客は多い。

富士見台高原

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御岳を背景に市街地一望

根の上高原展望台

中津川市
根の上高原展望台

写真大:展望台からの眺め/写真小:展望台

根の上湖と保古の湖やツツジ、シロヤシオで知られ、夏はキャンプでにぎわう根の上高原。案内板を見て、根の上湖の北側から樹林の中を5 分程歩くと展望台がある。視界が急に広がり、さえぎるものがない素晴らしい眺めになる。眼下は中津川や恵那の市街地、その向こうに笠置山、御岳などの山々が続く。ここまでは訪れる人も少なく、結構静か。車の音もなく、鳥と風の音色を心地良く聞ける。

根の上高原展望台

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旧中山道の貴重な遺産を歩く

落合の石畳

中津川市山口
落合の石畳

写真大:旧中山道の石畳/写真小:石畳沿いの東屋

落合宿と馬籠宿の間、新茶屋付近に続く旧中山道の代表的な石畳。敷かれた時期は明確ではないが、文久元(1861)年には改修の記録がある。残っていた3カ所を含め全長840mが復元され、実際に歩くことができる。樹林に包まれた環境で、勾配は比較的緩やか。東屋で休息することもできる。周辺には、馬籠宿や島崎藤村直筆の「是より北木曽路」の碑も近く、街道の面影をたん能できる。

落合の石畳

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山・川・町の箱庭のような風景

一本松付近からの展望

中津川市山口
一本松付近からの展望

写真大:一本松付近から見える風景/写真小:横を通る道路

国道19号大沢交差点から馬籠へ向かう途中のスポット。展望台などの名や表示は特になく、一本松バス停が目印で、道路わきの広い空き地に止まって眺める。ここからは屏風のような山々に囲まれた山口や坂下を一望できる。眼下を木曽川が流れ、斜面に家々が並ぶ風景。国道19 号を走る車が米粒のよう。風景の多くは樹木のため、季節により全体の色彩が全く違う。通り抜けず時間をとりたいところだ。

一本松付近からの展望

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色美しい滝つぼの竜神滝

夕森渓谷

中津川市川上
夕森渓谷

写真大:滝つぼが美しい竜神の滝/写真小:滝手前に架かる遊歩道の橋

夏はキャンプでにぎわう渓谷で、竜神の滝、忘鱗の滝、銅穴の滝など竜の伝説が残る6 つの滝めぐりも楽しみのひとつ。一番手前にある落差8 m の竜神の滝は、滝つぼの青さが感動的。水量 は多く周囲と共に迫力がある。渓流もきれいで清涼感たっぷり。立派な遊歩道が続いており、探勝は手軽に楽しめる。夏休み期間はライトアップされ、昼とは全く違う表情の滝を見ることができる。

夕森渓谷

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初秋に輝く真っ白い花畑

椛の湖(はなのこ)そば畑

中津川市坂下
椛の湖そば畑

写真大:満開で真っ白なソバの花畑/写真小:畑の横に咲いた彼岸花

椛の湖自然公園近く、標高約500mの高原に広がるそば畑。約5ha で、1カ所のソバ作付面積では県内最大級の規模。恵那山が背景となる風景の中、例年9月中下旬にソバの花が咲く。一 面が真っ白でとても鮮やか。小さな花だけに、途方もなく多い数が咲いている。周辺に赤いヒガンバナも咲く。朝露がきらめく、明け方もおすすめ。道の駅「きりら坂下」では、ここで採れた新そばを味わえる。

椛の湖そば畑

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付知川が刻んだ深い谷

福岡ローマン渓谷

中津川市福岡
福岡ローマン渓谷

写真大:福岡大橋を背景にした渓谷/写真小:橋の上から渓谷を望む

淵や急流が続く景勝地。国道257号を離れ、渓谷沿いに続く栗本街道を進めば美しい流れを間近に見ることができる。長淵付近から上流では、福岡大橋を背にした渓谷風景が印象的。橋は川床からの高さが75mある県内屈指の高い橋。橋の上からは、逆に渓谷を見下ろせる。周辺には温泉やキャンプ場、遊歩道などの施設がそろい、魚釣りや水遊びでもにぎわう。かつては鉄道が通り車窓風景だった。

福岡ローマン渓谷

地図

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